腎臓病用キャットフード

腎臓病の予防・改善をするために、キャットフードを与える際は以下のことを意識してください。

たんぱく質を制限する

腎機能が低下している時には、たんぱく質の過剰摂取に気をつけます。
もともと、たんぱく質は犬の3倍量必要だといわれるほど猫にとって重要な栄養素ですが、与えすぎると腎臓に負担をかけることがわかっています。
たんぱく質を制限すると、リンやカリウムも制限することができます(後述)。
全く与えない、というのではなく、動物性の良質なたんぱく質を適切な量だけ与えます。

【参考】タンパク質基準のキャットフード:http://wildlife-gardening.com/tannpakusitu.html

塩分を制限する

むくみが見られたり、血圧が高かったりする場合は主にリン(塩分)の摂取量を調整します。
もともと、リンは骨や歯などの細胞を作るのに欠かせない栄養素ですが、腎機能が低下すると余分なリンを分解・排出できなくなり、身体に溜まってしまうことで腎臓病を悪化させる原因となることがわかっています。
また、腎臓から排出するのが難しくなるため、マグネシウム、カリウムも制限します。

腎臓の働きに必要な栄養素を摂取する

DHA、EPAなどのオメガ3脂肪酸は、少ない量で必要なカロリーを得られ、腎臓の炎症をやわらげる働きがあると言われています。
適度な食物繊維は、アンモニアを増やさないよう作用します。
ビタミンの強化も必要です。
ビタミンBは効率の良い代謝を促し、老廃物や毒素を体外に排出させます。

病気によって食欲が落ち、十分に食事ができない中での栄養摂取は難しいことも多いです。
しかし、初期~中期の腎臓病は食事療法によって改善できる可能性が高いのも事実です。
健康な猫でもフードが急に変わると、全く口をつけなくなってしまう子が多いため、少しずつ時間をかけて腎臓病対応のキャットフードに切り替えていくことになります。

お気に入りのキャットフードに混ぜるなどして、根気よく与えましょう。
また、腎臓病の猫にとって飲み水も大変重要になります。
常に新鮮な水を色々な場所に置くなどして水を飲ませる努力をしましょう。