猫が便秘になったときのキャットフード与え方

猫の便秘を解消するために、キャットフードを与える際は以下のことを意識してください。

食物繊維の豊富なフードを選ぶ

食物繊維が豊富なフードは、便秘対策に有効です。
成分表示を見て、穀類やビートパルプが入っていないものを選びます(ビートパルプとは砂糖大根の搾りかすで、食物繊維としての栄養分がほとんど残っていないもの)。
便を固くし、かえって便秘を悪化させる可能性があるためです。
このようなフードは一時的に与えてみて、効果が出始めたら少しずつ元のフードに戻します。
食物繊維が豊富なキャットフードは、長期的に与えるのに適していません。
なぜなら猫は、もともと食物繊維を採る習慣がなく、消化不良を引き起こすことがあるためです。

脂質の多いフードにする

適度な油分や脂質は、便秘解消に繋がります。
フードで調節する場合、脂質の量は15~20%くらいにするとちょうどいいでしょう。
もしくは一日に一回、オリーブオイルを小さじ一杯くらい与えると効果があります(ただし、与えすぎは下痢の原因になるので気をつけましょう)。

高たんぱくなフードにする

消化吸収率の良い高たんぱくなキャットフードにすることで、便の量自体が減るため、腸内に便がたまりづらくなり、スムーズな排出を促すことができます。

消化吸収に良い食材の入ったフードにする

グレードの良いフードには、発酵食品、サーモン、サツマイモなどの消化吸収に良いとされている食材が入っているものがあります。

オリゴ糖や乳酸菌など、整腸効果のあるものが入っているフードにする

便秘を根本的に解決するには、腸内環境を整えるほかありません。
オリゴ糖や乳酸菌は、善玉菌を増やしてくれます。
もともと入っているフードを与えるか、自分で工夫してフードに混ぜて与えるのも効果的です。
その場合は、オリゴ糖は市販の甘味料としてのものではなく、顆粒や粒状タイプの腸内環境改善に特化したものを選びます。

適度な水分と油分、腸内環境と栄養素に配慮して、便秘改善に努めましょう。

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