キャットフードの原材料(加水分解甲殻類)

加水分解甲殻類は、「加水分解甲殻類(グルコサミン源) 」というような表記でキャットフードの成分表示に登場します。

1.加水分解甲殻類とは

カニやエビなどの甲殻類の外皮(殻)の主成分である「キチン」という物質を、化学的もしくは酵素を使用して加水分解(水と反応して分解する処理)すると、グルコサミンになります。

2.グルコサミンの有用性

グルコサミンは軟骨成分を形成するための成分で、関節や軟骨のサポートをし、関節炎などの痛みを和らげることで有名で、TVCMなどでも人間用のサプリメントを多く見かけることができます。
グルコサミンはアミノ酸の一種で、人間も猫も体内でブドウ糖とグルタミンから合成することができますが、加齢によって生成能力が下がったとしても、甲殻類から加水分解して得られる成分のため、そのままで食事から摂取することはできません。
そこで、関節ケアのために老齢期や高齢期の猫のキャットフードにグルコサミンが多く使われ、キャットフードの他にも、猫用のサプリメントが多く流通しています。
また、同じように関節や軟骨のサポートに欠かせないコンドロイチンやヒアルロン酸も、このグルコサミンから生成されます。

3.グルコサミンは肥満傾向の猫にも

シニアの猫だけではなく、肥満傾向の猫にも効果があります。
体重増加によって体を支える四肢の関節にも負担がかかるため、軟骨成分がすり減って痛みを伴ったり、関節炎を起こしたりすることがあります。
肥満解消のためには普通であれば運動をさせたいと考えますが、関節痛のある猫には運動をさせることができないため、ダイエットの際はキャットフードでの食事療法が大切です。
その際はグルコサミンが配合されているキャットフードを選ぶようにしましょう。