知っているようで知らない、キャットフードの正しい保存方法

キャットフードはドライなら開封後、密閉性の高い容器に保存する必要があります。
ドライフードは空気の影響を受けると酸化が進みやすく、また湿気を吸い込むとカビや微生物が繁殖しやすくなるからです。
また気温の高さもフードの劣化を進める原因になることがあるため、空気や湿気を遮断できる容器にドライフードを移し替えたら、なるべく涼しくて日当たりの少ない場所に保管することも大事です。

ウェットフードの場合はドライフードよりもさらに酸化しやすいため、なるべく一回で使い切るか、余ったら容器に移し替えて冷蔵庫で保管し、なるべく早めに使い切るようにします。

ドライフードやウェットフードを保存する容器や、保存性を高めてくれるアイテムには以下のようなものがあるためぜひ参考にしてみてください。

ガラス製の密封ビンを使用する方法

涼やかで見た目も美しいガラス製の密封ビンは、ふたについているゴムパッキンが空気を遮断してくれるため、高い保存性も兼ね備えています。
またビンが耐熱ガラス製なら煮沸消毒することもできます。
ガラス容器は長く使え、かつ消毒して清潔さを保ちやすいため、キャットフードを保存するのにお勧めの容器です。

ちなみにゴムパッキンが劣化すると密閉性が弱くなってしまうため、ゴムパッキン部分を別売しているメーカーの容器を選ぶとよいでしょう。
フードを密封ビンに入れたら、風通しが良くて涼しく、日が当たらない場所を探して保管するようにしましょう。

真空パック器(フードシーラー)を使用する方法

大容量フードを小分けにでき、空気と湿気を遮断して酸化や微生物の繁殖を抑えてくれるのが真空パック器(フードシーラー)を使用する方法です。

この真空パック器は専用の袋を使って保存できるものもあれば、最近では密閉容器内の空気を抜き真空容器にして保存できる、便利なものもあります。
ドライフードはもちろん、ウェットフードを保存する際にも便利なアイテムです。

乾燥材を密閉ビンに貼り付け、保管する方法

フードの中に紛れ込んだものをうっかり与えないよう、容器に貼り付けて使用するなど注意が必要ですが、ドライフードの保管用にあると便利なのが乾燥材です。

密閉ビンでドライフードを保存する場合、当然ながらフードが減っていく分だけビン内の空気容量が増えてしまいます。
そのためドライフードは密閉ビン内で保存していても、湿気の影響を受ける場合があります。

乾燥材はそんな密閉ビン内の湿気を取り除いてくれるため、無添加フードなど傷みやすいフードを購入している時にあると便利です。
乾燥材に似たものには脱酸素剤(食品の酸化を防ぐもの)がありますが、併用すると、より安心してフードを保管することができます。

いずれの方法でも、キャットフードは開封後一カ月で食べきるのが原則です。
そのため一か月で食べきれる量のフードを選んだり、なるべく少量小分けパックのフードを選んだりすることも、良い保管方法のひとつと言えます。

開封後、フードがどの程度劣化しているかは香りでわかるケースもあるため、さまざまな保管方法を試してみて、より香りが長持ちする方法を探してみてください。
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