キャットフードの原材料（肉副産物・ミート副産物）

肉副産物とは「肉以外の内臓」、「動物の組織」を指します。
「肉」という書かれ方をしているので、肉であると誤解しやすいですがあくまで「肉以外」です。
屠殺された動物の「食肉として流通することのない部分」です。

肉副産物（ミート副産物）には種類があり、AAFCO（米国飼料検査官協会）により、それぞれ定義されています。
中でもペットフードの成分表記に見られる、危険と思われるものを抜粋します。

1. ミート（ラム、ビーフ、チキン）、肉（羊肉、牛肉、鶏肉）
汚染されていない肉で、骨格筋、舌、心臓、角膜や食道にみられる横紋筋肉のこと。
皮、腱、神経、血管や脂肪は含んでも良いが、含まなくても良い。


2. 肉粉（ミートミール）
血液、ヒヅメ、ツノ、毛、くず皮、糞、胃などをレンダリングしたもの。
脂肪は除く。
ペプシン（胃液に含まれる消化酵素）で消化できない残留物が１２%以下のもの。


3. 肉骨粉（ミートボーンミール）
上記の肉粉に肉と骨を含めて精製したもの。


4. 肉副産物
肉以外のレンダリングされていない肺、脾臓、腎臓、脳、肝臓、血液、骨、脂肪組織、胃腸（内容物は除く）などの肉ではない部分、内臓や血液、脳など。


5. 家禽肉副産物
肉以外のレンダリングされていない頭、足、内臓など。
糞や羽などの異物は含まないが、処理の過程で入る場合は少量ならばよい。


6. 家禽肉副産物粉
首、足、未発達の卵、腸などを生成して粉にしたもの。
糞や羽などの異物は含まないが、処理の過程で入る場合は少量ならばよい。