おいしそうな色のついているキャットフードには注意

キャットフードの色といえば茶色からこげ茶色が主流ですが、中には赤みがかった色、黄色、緑色などの粒を混ぜたフードもあります。
飼い主から見ると、それらのフードはカラフルで栄養素もたくさん入っているように見えますが、それらの色は合成着色料を利用して着色されているケースもあります。

合成着色料について不安視する飼い主さんも年々増えてきており、化学合成ではなく天然色素を利用した着色料を使用するフードも増えてきていますが、もともと猫は色で餌を見分ける習性を持っていない(狩りを行う際は、動きで獲物かどうかを判断していた)ためフードに色づけする理由については不明瞭な点が多くあります。

猫はフードの好き嫌いが激しい子が多く、着色料フリーのフードに切り替えたくても今与えているフードしか食べてくれず、できないケースもあります。

そのような場合で猫の体調に異常が見られない場合は無理に切り替える必要はありませんが、おいしそうな色のついているフードには、下記のようなデメリットもあります。
避けることが可能なのであればなるべく避け、猫にとってよりよいフードを選んであげるようにしましょう。

デメリット1.アレルギーを引き起こす可能性がある

合成着色料や天然着色料の中には、アレルギーを引き起こす可能性があると指摘されているもの(黄色4号、黄色5号、赤2号、赤102号、コチニール色素など)があります。
猫がアレルギーになった場合、食材に反応していることも多く、添加物に反応しているのかどうかの見極めは専門家にかかる必要があり、非常に困難ですが、上記の通り着色料は猫にとって不要な添加物だと思われているため、避けられるのなら避けるのがお勧めです。

デメリット2.発がん性の指摘がある

また合成着色料や天然着色料の中には発がん性の指摘があるものや、発がん性に関して具体的なことがまだ判明していないものも多くあります。
猫が着色料入りのフードしか食べてくれない場合は無理にフードを変える必要はありませんが、できれば避けたいといえる理由のひとつです。

デメリット3.着色料とその他成分の組み合わせが悪い場合がある

着色料そのものは猫にとって安全でも、それ以外に含まれている成分と着色料との組み合わせが悪いと悪影響を及ぼす可能性もあります。
着色料が猫にとって必要でない以上、不要な添加物はなるべく避けて安心材料をひとつでも増やした方が、飼い主さんにとってはメリットが高いのではないでしょうか。

着色料は有害性だけでなく、天然の着色料なら抗酸化作用が期待できるものもあります。
また合成着色料の中にも新しい発見によって、健康への寄与が期待されているものもあります。

キャットフードを選ぶ時は見た目に惑わされず、質をしっかりと確認して選ぶようにしてみてください。
RELATEDおすすめの関連記事
トップに戻る