猫種別専門のキャットフード(メインクーン用キャットフード)
長毛種で体が大きいのがメインクーンの特徴です。一目見てわかる通り、その特徴的な体格ゆえに他の猫種とは異なる健康上の問題に悩まされることがあります。
メインクーン用キャットフードでは、メインクーンがかかりやすい病気の予防を目的に栄養バランスを考えられていることが多く、またメインクーンの大型な体形を維持するために必要な栄養も適宜配合されています。
メインクーン用キャットフードの特徴は、以下の通りです。
関節維持のための栄養素を配合
メインクーンはその大きな体格を支えている関節に負担がかかりやすい猫種です。関節を維持するための栄養素として有名なのがグルコサミンとコンドロイチンです。
グルコサミンとコンドロイチンの摂取が関節の健康維持にどのくらい役立つのかは、実は人間の世界でもあまり詳しくわかっておらず、いまだ研究が進められている状況です。
いません。
ただしグルコサミンとコンドロイチンは関節の健康維持への有効性を示唆する成分として、最もよく取り上げられる栄養素です。
そのため関節への良い影響を期待して、メインクーン用キャットフードにはグルコサミンやコンドロイチンが配合されています。
心臓の健康維持に必要な栄養素を配合
原因はまだはっきりとはわかっていませんが、メインクーンは心臓の筋肉が肥大する心筋症にかかりやすい猫だと言われています。そのためメインクーン用のフードでは心臓の健康をサポートするための栄養素が配合されています。
心臓の健康維持に必要な栄養素としてはタウリンとカルニチンがよく知られています。
タウリンはメインクーン以外の猫にも必須の栄養素で、不足すると心疾患を起こしやすいことで知られています。
またカルニチンは、休みなく動く心臓の筋肉にエネルギーを補給してくれる栄養素として知られています。
さらに心臓に負担をかけやすい高血圧や肥満を予防するために、塩分や脂肪、タンパク質のとりすぎ、カリウムのとりすぎなどにも注意しなくてはならないことがあります。
そのためメインクーンを飼育している場合は定期的に心臓の検査を受け、適切な食事について獣医師に相談を行っておくことが重要です。
メインクーン専用フードはメインクーンがかかりやすい疾患に配慮して作られていますが、愛猫の体調や症状に必ずしも合うとは限りません。
体調に不安や心配がある場合は必ず専門家に食事について相談しておきましょう。
毛玉ケアのために食物繊維が豊富
メインクーンはふさふさした長い毛を持っているため、換毛期には他の長毛種の猫と同様毛玉コントロールが必要になります。メインクーン専用フードでは食物繊維が多めに配合されているため、飲み込んだ毛を食物繊維でからめとって便から排出しやすくしてくれます。
またメインクーンのゴージャスな被毛を保つために、皮膚や被毛の健康を維持してくれるビタミンAも豊富に配合されています。
健康面をサポートするには専用フードだけでなく、生活習慣に気を付けることや適切な食事を与えることも重要になります。
メインクーンを飼育している場合はぜひ動物病院で定期的に健康チェックを受け、与えるフードについて、必ず獣医師に相談を行っておきましょう。