キャットフードはいい加減に選ばないようにしよう

キャットフードはバラエティ豊富で、お気に入りのフードを選ぶまでには紆余曲折が欠かせません。
そのため猫を飼育して間もない内はフード選びに失敗しやすく、猫の体質・体調に合わないフードを与え続けてしまったり、折角購入したフードのほとんどを猫が食べてくれず捨ててしまったりということがよくあります。

フード選びは大変ですが、だからといっていい加減にフードを選ぶと後悔することにもなりかねません。

よくフード選びで失敗しがちなら、ぜひ下記のケースには注意してみてください。

猫の好みに振り回されすぎない

猫は美食家なことが多く、途中でフードに飽きて食べてくれなくなることがよくあります。
ただし猫の好みに合わせすぎていると、例えば必要な栄養がとれない一般食のウェットフードや、経済的な負担が大きい高価なフードばかり要求するようになってしまう可能性があります。

要求通りのフードが出てくるまで絶食してしまう猫なら多少融通を利かせてあげる必要はありますが、トッピングや与え方の工夫(ふやかす、温める、冷やす、小出しにするなど)で食べてくれるなら、なるべく同じものを与え続ける努力も大事です。

猫には味の好みまではわかっても、そこに自分の健康に必要な栄養素が含まれているかどうかまではわかりません。
猫の健康を守る意味でもフードを選ぶ時は猫の好みに振り回されすぎず、飼い主さん主導で、飼い主さんがいいと思うものを与えるようにしてみてください。

フードの見た目やイメージに惑わされない

キャットフードも他のありとあらゆる商品と同様に、パッケージの美しさやフードのネーミングセンス、またブランドやメーカーのネームバリューに惑わされやすい商品です。
もちろんそれらの見た目・イメージがそのままフードの良さに反映されている場合もありますが、飼っている猫に合うかどうかは与えてみなければわかりません。

見た目やイメージに惹かれて購入しても、それを食べる猫にそのフードの良さが伝わるとは限りません。
高価なフードが無駄になったり、体調・体質に合わないものを与えてしまい却って健康を損ねてしまう可能性がありますたりしかねません。

客観的・冷静に「猫に与えても安心なフードを選ぶ」視点、「猫の体調や体質に合っているかどうか冷静に観察する」視点だけは忘れずにフードを選ぶようにしましょう。

値段に惑わされない

また見た目イメージと同様に、振り回されやすいのがキャットフードの値段です。
安いものにつられやすいなら特に注意が必要です。
価格が安いフードは必然的に穀類をメインに使用していることが多く、また副産物を利用する割合が増えることがあるからです。
総合栄養食という表記のあるものなら栄養バランスについては心配ありませんが、穀類や副産物が猫の体質・体調に合わないケースもあります。
また価格の安いフードでは、フードの見た目を良くするためだけに着色料などの食品添加物が使用されていることもよくあります。

価格が安くても猫が喜び、猫の体質や体調に合うものなら問題ありません。
くれぐれも価格重視で選んだり、猫の体質や体調に合わないものを無理に与えないよう注意しましょう。

口コミ・評判に惑わされない

ご近所の猫友だちやネット上の口コミ・評判がいいフードも、上記と同様やはり自分の飼っている猫と相性がいいフードだとは限りません。
特にインターネットで注意したいのが、ネット上の口コミや評判だけを頼りにフードを選んでしまうことです。
口コミや評判は、パッケージだけでは確認できない情報を参考にするにとどめて鵜呑みにすることは避けましょう。

まずは原材料表示や栄養成分表示をしっかり確認してフードを選び、サンプルが入手可能なら、まずは実際食べさせてみて猫との相性を確かめるのがお勧めです。

キャットフードにはありとあらゆる商品があるため、選ぶのが大変でつい見た目や評判などに惑わされやすくなります。
また主食として与えなければならないのに、あまり表示を見ないせいで総合栄養食ではなく一般食を与えてしまっていた……ということもよくあります。
毎日猫に健康でいてもらうためにも、長生きしてもらうためにもフード選びは重要です。

フード選びの面倒くささを楽しむつもりで、ぜひじっくりと腰を据えてフードを選んでみてください!
RELATEDおすすめの関連記事
トップに戻る