キャットフードの種類は変えても大丈夫か
いつものフードを食べてくれなくなった時は、キャットフードの種類を変えてみるのもひとつの方法です。もしキャットフードの切り替えが必要になったら、以下を参考にしてみてください。
総合栄養食と表記があるか
猫に主食として与えているフードを切り替えるなら、総合栄養食と表記されているフードの中から新しいフードを選びましょう。総合栄養食という表記があれば、猫にとって必要な栄養素がバランス良く含まれているため、どのフードに切り替えても安心です。
ただし同じ総合栄養食でも使われている食材や、多めに添加されている栄養素などは異なる場合があるため、フードを切り替える際は猫との相性をしっかり確かめるようにしましょう。
種類を切り替える時は、ゆっくりと
種類の異なるフードは使われている食材やミネラルバランス、食物繊維の量も異なるため、急いで切り替えるとうまく消化できず、胃腸に負担がかかってお腹の調子が悪くなったりすることがあります。フードを切り替える時は新しいフードを今のフードに少しずつ足していき、徐々に新しいフードの割合を増やすようにしてゆっくり切り替えるようにしましょう。
切り替えにかける期間の目安は、およそ1週間~10日です。
複数の種類を毎日、もしくは短期間で切り替えても大丈夫?
飼い主さんの中には、複数種類のキャットフードをブレンドして毎日与えていたり、または短い期間でフードをローテーションして与えていたりする人もいます。フードをブレンド、もしくは短い期間でローテーションする場合は以下のメリット・デメリットにも目を通しておきましょう。
(メリット)
・複数銘柄を常にストックしておけるため、猫の食いつきが悪くなってもフードをすぐ切り替えられる。
・フードへの異物混入が判明したり、フードメーカーの都合により販売が終了となってしまったりした時でも、新しいフードを慌てて探す必要がない。
・特定の栄養素がフードに過剰に含まれていたり、有害物質が含まれていたりした時にリスクヘッジができる。
・アレルギー体質の猫は同一フードを与え続けるより、複数種類をローテーションした方が体質・体調に影響が少ないことがある。
(デメリット)
・食事がきっかけで体調不良を起こした場合、原因がどこにあるのか把握しづらい(どのフードに問題があるのか? 栄養バランスの偏りがないかどうか?など)。
・胃腸に負担をかけることがある。
・容量の大きいドライフードを複数種類購入した場合、開封後1ヵ月以内に食べきることや賞味期限を管理することが難しくなる。
一種類のフードを与え続ける場合も、ローテーションやブレンドをする場合もそれぞれにメリットとデメリットがあります。
いずれを選ぶ場合でも猫の健康を第一優先にしてより良いと思われる方法を選んでみてください。
猫はフードの好き嫌いがある子も多いため、一種類のフードしか与えないという場合でも複数種類の猫に合うフードを見つけておくといざという時に助かります。
ぜひ種類の異なるフードも色々と試してみて、猫に合うフードを複数種類見つけておきましょう!