市販のキャットフードに一工夫して食べやすくする

いつものフードを食べてくれない時、手近にあるものを使ってちょっと一工夫するだけで猫がフードに興味を示してくれることがあります。
突然気が変わることの多い猫だからこそ、きちんとフードを食べてもらえるように市販フードをアレンジする方法も覚えておきましょう。

猫用のかつお節や乾燥した小魚があるなら

かつお節や乾燥した小魚が家にあったら、フードの香りづけとして少し混ぜて与えてみましょう。
乾燥したかつお節や小魚はそのまま混ぜるだけで済むため、簡単にトッピングすることができます。
またカリカリ好きな猫に、フードの食感を変えないでトッピングを加えられるのも魅力です。

ただしかつお節や小魚にはマグネシウムや、リンなどを始めとしたミネラルが豊富に含まれており、フードのミネラルバランスを崩す恐れがあるため与えすぎは厳禁です。
療法食を与えている猫や泌尿器疾患で治療中の猫、尿石症の心配がある猫など、体調が悪い時には極力控えるようにしましょう。

鶏胸肉やささみのゆで汁をフードにトッピング

なるべく余分な栄養やカロリーを加えずに、フードの食いつきを良くする方法が、鶏胸肉やささみのゆで汁をフードにかける方法です。
肉から出ただしがフードに香りづけをしてくれます。
また夏場に水分補給させたい時にも、この香りの効いただしが活躍してくれます。

やわらかいフードが好みの猫なら、このだしでフードをふやかして与えてみましょう。
カリカリ好きな猫なら別皿に用意してあげるか、フードを食べる時の飲み水として与えれば、だしの香りに刺激されて食いつきが良くなるかもしれません。

猫用一般食をトッピング

猫の食いつきを良くするために、もっともよく使われているのが猫用の一般食です。
一般食はウェットフードに多く、ドライフードにのせるトッピング用として常備している飼い主さんも多くいます。
猫がフードを食べてくれないことは日常的によくあるため、食いつきが悪い日のためにぜひドライフードだけでなく一般食も常備しておいてみてください。
レトルトやパウチなら未開封で約1~2年、缶詰なら約3年保管できるものが多いようです。

肉や魚を少し焼いてトッピング

カリカリ好きな猫は水分が多いウェットフードや食材をフードの上にのせると、フードの食いつきが余計に悪くなってしまうことがあります。
そんな猫の場合は、魚や肉を少し焼いて水分を飛ばしてからトッピングしてあげるのがお勧めです。
食材本来の形で肉や魚を食べたことがない猫は、焼いた肉や魚に警戒心を示すこともあるため、初めてあげる時はなるべく細かく刻み、フードにふりかけるようにして与えてみましょう。

他のフードを少しだけ混ぜてみる

今のフードの食いつきが悪くなっているということは、今のフードの香りが気に入らない(酸化や劣化が進んでいる)可能性や、栄養バランスが今の猫に合っていない(炭水化物や食物繊維が多すぎるなど)の可能性も考えられます。
そのため、もしも他のフードがあるなら少しだけ混ぜてみて、香りや栄養バランスに変化をもたせてみるのも効果的です。

猫の食の好みは猫それぞれです。
そのためフードをアレンジする場合は、猫の好みに合わせた方法で試してみるのがお勧めです。
あまりに食べないようなら好みの問題ではなく、体調に問題がある可能性もあります。
猫をしっかり観察しながらいろいろ工夫し、猫がよく食いついてくれるフードのアレンジ方法を探してみてください!
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