キャットフードは1日何回あげればいいのか

キャットフードの給餌量や回数は、選んだキャットフードによっても変わってきますが、指定回数をきちんと食べてくれない少食の猫や、一日かけて少しずつしか食べてくれない、むら食い傾向のある猫もいます。

キャットフード会社が指定する量と回数をきちんとこなせればいいのですが、そうできない場合は何を目安にフードを与えればいいのか、また与える回数を間違いやすいフードなどご紹介します。

一日に与える回数は、年齢や体調によっても変わる

キャットフード会社が推奨する、一日に与えるフードの回数は年齢や体調によっても異なります。
例えば離乳して間もない猫や加齢で消化機能が衰えている猫は、まだ胃が小さかったり消化する力が弱かったりするため、一日に必要なフード量を3~6回に分けて、必要ならふやかし柔らかくして、こまめに与えることが推奨されています。

また生後半年を過ぎた猫や成猫の場合は、一日1~2回程度でフードを与えることが推奨されています。

フード会社の推奨する回数を守ることができるなら、それに沿って与えるのが理想ですが、猫は年齢や体調により胃の大きさや消化の状態が変わり、フード会社の推奨回数が猫に合わない場合もあります。
また胃腸の調子が悪く体調が悪そうな日や、食欲がない日などは、与える回数を柔軟に変えた方がいい場合もあります。
体調やフードについて獣医師に相談するのはもちろん、猫に変化が見られたら、それに合わせてフードの回数や与え方も微調整してみましょう。

ウェットフードは与える回数に要注意

ドライフードは、内容は異なるものの製法やパッケージ方法が似ているものが多く、種類を変えても与える回数や量はあまり変わらないことがよくあります。

一方でフレークタイプからスープやパテ状など、様々な種類のものがあるウェットフードでは、量は同じくらいに見えても、含まれる水分量によってカロリーや栄養素が大きく異なるため、与える回数や量が種類によって変わることがあります。
ドライフードのように1日2回に分けて与えることを推奨しているものもあれば、一日2缶・2パックを与えるよう推奨しているものもあります。

ウェットフードを与える回数は種類や与え方(トッピングとして与えるか、主食として与えるか)でも変わり、また与える量によって得られる栄養も変わってくるため、フード会社の推奨量・回数をまず確認して、適切な量を・回数で与えるようにしてみましょう。

むら食いの猫にも合わせやすい、ドライフード

ドライフードは開封後の劣化スピードが遅いため、むら食いの猫にも安心して与えやすいフードです。
またフード会社でもむら食い傾向の強い猫に合わせて、一日量を与えられるのであれば自由回数与えても問題ないとしているメーカーもあります。
自動給餌器などを使って、一日複数回少量を与える方法もあるため、猫の食べ方に合わせて選ぶフードや回数も調整し工夫してみましょう。

キャットフードを与える回数は、猫の年齢や体調、猫の好みによっても変わってきます。
またフードメーカーの推奨する回数が必ずしも今の猫の状態に合うとは限りません。
推奨量・回数を守ってフードを与えるのが基本ですが、まずは猫の年齢や体調を優先して与える回数を決めるようにしましょう。
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