キャットフードの内容量
市販されているドライフードには、以下の内容量のものがあります。・220~800g
・1~1.8kg
・2~2.5kg
・3~4kg
・5kg以上
またウェットフードには、以下の内容量のものがあります。
・12~50g
・65~100g
・120~195g
・400g以上
ドライフードを開封したら、1ヵ月を目安に使い切るのが理想です。
またウェットフードは開封したら冷蔵し、なるべくその日の内に使い切るのがお勧めです。
そのため市販されているフードの内容量が、飼っている猫が1ヵ月または1日で食べきれる量かどうかを確認の上、購入するのが大事です。
キャットフードが1ヵ月または1日で食べきれる量かを確認するには、以下の方法があります。
・メーカーが推奨する1日の給餌量から計算する
・猫に必要なカロリーから計算する
・猫の成長段階(ライフステージ)に合わせて内容量を選ぶ
・猫のフードの食べ方に合わせて内容量を選ぶ
メーカーが推奨する一日の給餌量から計算する
キャットフードのパッケージには、猫の成長段階に合わせた一日の食事量・回数の目安が表示されています。その量を目安に1ヵ月または1日の給餌量を計算してみて、使い切れるかどうかを確認します。
例えば猫の体重が5kgで、キャットフード会社の推奨している一日の給餌量(ドライフード)が90gなら1ヵ月に必要な餌の量は90g×30日で2,700g。
1ヵ月でおよそ3kg程度の餌が必要な計算になります。
猫に必要なカロリーから計算する
猫によってはダイエットが必要だったり、あまり動き回らずに寝てばかりいたりしてメーカー推奨の量を与えるのは心配だというケースもあります。そのような場合は肥満傾向にある猫のためのフードを選んだり、カロリー調整をしながら餌を与えたりします。
肥満傾向にある猫のためのフードを選ぶなら、パッケージ記載の推奨給餌量から1ヵ月または1日に必要な量を計算します。
こだわりが強くてフードを変えると食べなくなってしまう猫なら、いつも与えるフード量を10~20%程度減らして与えるとよいでしょう。
この場合、例えば5kgの猫でキャットフード会社の推奨する一日給餌量(ドライフード)が90gなら1ヵ月に必要な餌の量は72~81g×30日の2,160~2,430g。
2~2.5kgの内容量の餌を選べば、1ヵ月で使い切れる計算になります。
ただし健康な猫のためのキャットフードは、量を減らすとその分の栄養素も減ってしまうため、長期に渡ってダイエットを行うなら肥満傾向にある猫専用のフードに変えるのがお勧めです。
専用のフードならカロリーだけ抑え、栄養はしっかりとれるフードを与えることができます。
猫の成長段階(ライフステージ)に合わせて内容量を選ぶ
猫は年を取るに従い、給餌量がだんだんと少なくなっていきます。一般的には10歳を超えた頃から猫はシニア期に入るとされています。
この頃から猫は運動量が少なくなり、寝ている時間が長くなります。
また消化器が衰えることから食欲が落ちて栄養を十分吸収できなくなり、一回に食べる量は少なくなる反面、一日に食べる量は増えることがあります。
飼っている猫の成長段階(ライフステージ)に合わせてフードを選べば、栄養の心配もなく1ヵ月または1日で使い切れる量を計算するのも簡単です。
今の猫の状態に合ったフードを選び、使い切れる分量のフードを選びましょう。
猫のフードの食べ方に合わせて内容量を選ぶ
猫には、ちょこちょこ食べるのが好きなむら食い傾向のある子がいます。また同じフードを続けて与えると飽きてしまい、空腹でも頑なにフードを食べなくなってしまう子もいます。
このような子の場合、まとめてフードを購入すると1ヵ月もしくは1日で使い切れるはずの量が使い切れずに残ってしまうことがあります。
もしも食べ方に癖がある子なら、少量を小分けにパッケージされてあるフードや内容量がなるべく少ないフードを選ぶのがお勧めです。
キャットフードを選ぶ時、つい値段や成分の方に気を取られがちですが、フードの内容量も意外と重要な情報です。
おいしくて安全なフードを与えるために、ぜひ内容量にも目を通し、自分の家の猫にぴったりなフードを選んであげてみてください。