猫種別専門のキャットフード（ペルシャ・チンチラ・ヒマラヤン用キャットフード）について
被毛の長いペルシャ・チンチラ・ヒマラヤンは、毛づくろいで飲み込んでしまった被毛がお腹の中で毛玉になりやすい猫種です。そのため食物繊維が多いフードを与えて、毛玉を体内から排出しやすくしてあげることが重要です。
特にペルシャ・チンチラ・ヒマラヤンの換毛期には大量の毛が抜け、毛を飲み込む量も増えてしまいます。
毛玉ケアはもちろんのこと、美しい被毛を育て、保つためにもフードで体調を整えてあげられるよう食事で工夫していきましょう。
そんなペルシャ・チンチラ・ヒマラヤン用のキャットフードの特徴をご紹介いたします。
毛玉コントロールを意識した設計
毛づくろいの際に猫が飲み込む毛の量は、抜けた毛のおよそ2/3量と言われています。そのため被毛の長いペルシャ・チンチラ・ヒマラヤン用フードには毛玉対策が必須と言っても過言ではありません。
特に毛がたくさん抜ける換毛期には、飲み込む毛の量も大幅に増えてしまうため食物繊維を意識したフードが必要です。
ペルシャ・チンチラ・ヒマラヤン用のキャットフードには、食物繊維が多めに配合されており、お腹の中にたまった毛玉を食物繊維でからめとって排出しやすくする設計になっています。
普段は美食家で好みのフードしか食べてくれない猫でも、換毛期だけは食物繊維量を意識し、換毛期に合ったフードを食べさせるようにするのがお勧めです。
美しい毛並みを維持するための栄養を添加
猫に美しい毛並みを保ってもらうには皮膚代謝を促すビタミンB群、皮膚を丈夫にしてくれるビタミンA、皮膚障害を予防するための不飽和脂肪酸、体内組織を作るためのアミノ酸などを十分にとらせてあげる必要があります。ペルシャ・チンチラ・ヒマラヤン用のフードでは健康な皮膚・被毛づくりのために欠かせない、それらの栄養素が添加されています。
食べやすい形になっている
鼻がぺちゃっとしていてかわいらしいペルシャ・チンチラ・ヒマラヤンですが、その顔の形状からフードをうまく食べられないことがあります。そのためペルシャ・チンチラ・ヒマラヤン用のフードでは、口ではなく舌でうまくフードがからめとれるように、形にこだわって作られています。
猫が上手にフードを食べられているかどうか、ぜひ日頃から観察してみてフードを選ぶ時の参考にしてみてください。
脂肪酸が豊富なオイルをバランス良く使用
ペルシャ・チンチラ・ヒマラヤン用フードのもうひとつの特徴に、脂肪酸が豊富なオイルが使用されているというものがあります。脂肪酸には飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸があり、フードに多く含まれる動物性脂肪には飽和脂肪酸が多いのに対し、不飽和脂肪酸は植物や魚などに多い傾向があります。
キャットフードは動物性の食材が多く使われるため、バランス良く脂肪酸がとれるよう不飽和脂肪酸が豊富に含まれているオイルが使用されています。
ペルシャ・チンチラ・ヒマラヤン用フードは数は少ないですが、この種類の猫を飼っている場合、フード選びの選択肢のひとつとして持っておくのがお勧めです。
猫種専門フードは猫種特有の問題があらわれた時や、猫種に合ったフード選びの必要性が出てきた時に助かります。
特に長毛猫の換毛期は、食物繊維豊富なフードがあると便利です。
ぜひ猫の好みや体質に合うかどうか観察しながら、必要な時に取り入れるようにしてみてください。
