一回にあげるキャットフードの量について

一回に与えるキャットフードの量は年齢や体重、成長ステージや体調によっても異なり、さらにフードの栄養密度やカロリー、また1日何回に分けてフードを与えるかによっても変わってきます。
一般的に栄養密度やカロリーが高いフードほど、1回に与えるフードの量は少なくなる傾向があり、逆の場合は多くなります。
また1日に与える回数が多ければ多いほど、1回量は少なくなります。

与えるフードまた回数によって1回量は異なるため、フードが推奨している1日量をまずは確認し、与える1日回数分で割って1回に必要な量を計算してみましょう。
(例:1日量が100gの場合、1日2回の食事なら1食50g。1日3回なら30g~など)

また1回に与える量については、以下のような点にも注意しましょう。

ダイエット中の猫に与える1食分の量について

肥満が気になりダイエットが必要になった場合、肥満猫用に設計された低カロリーで栄養密度の高いフードに切り替えてあげるのが一番ですが、そのフードを猫が好まず、いつものフードしか食べてくれないこともあります。
その場合はいつものフードの量を少し減らすなどの、カロリー調整が必要になることがあります。

ダイエットが必要な猫にいつものフードを与える場合は、目安として10~20%程度減らすようにします。
ただし、あまり減らしすぎるとフードによっては栄養が足りなくなるケースもあります。
長期的なダイエットが必要な場合には、カロリーコントロール用のフードの中から猫が好むものを探し、長期的に与えられるものを探すようにしましょう。

幼猫、成長中の子猫、高齢猫の場合は量が変わってくる

一般的なフードの場合、年齢によって与えるフードの量を変えることが推奨されています。
例えば消化器官がまだ発達しておらず、体格の小さい幼猫の場合は、カロリーや栄養密度の高いフード(もしくは離乳食)を少量、1日複数回に分けてこまめに与えるのが基本です。
また成長中の子猫の場合は、カロリーや栄養をたくさん必要とするため、成猫よりも多めに与えるよう推奨しているフードが大半です。
さらに消化能力が弱まったり、活動する時間が短くなったりする高齢猫の場合は、少量を1日複数回に分けて与え、摂取カロリーも成猫時よりは少なめに与えるよう推奨しているフードが多くあります。

成長段階によって、また年齢によって1回に与える量も回数も変わってくることがあるため、フードのパッケージをよく読んで飼い猫に合った量・回数でフードを与えるようにしましょう。

むら食い傾向のある猫の場合

むら食い傾向のある猫の場合でも、好きな時間に好きなだけ食べさせるのではなく、好きな時間に食べさせても1日分の量はしっかり守る必要があります。
また自由に食べさせる場合、1日に必要な量をフードボウルに入れて置きっぱなしにしておくと、劣化の遅いドライフードといえども香りや品質に変化が起きてしまい、時間が経てば経つほどフードの食いつきが悪くなることがあります。

むら食い傾向のある猫で、上記のように時間が経つほど食いつきが悪くなる場合は、なるべくこまめにフードを変えてあげて、フードの香りや品質が損なわれないよう工夫してみましょう。
決まった時間に少量のフードをボウルに入れてくれる自動給餌器もおすすめです。

また自動給餌器はむら食いから完食型に切り替えたくなった時のために、与える量や回数をなるべく自由に選べるものを購入しておくと便利です。

その他、フードの1回量は猫の体重によって異なり、今現在どんな体調かによっても異なります。
特に体調不良で病院に通っている時は与えるフードの種類はもちろん、与える量についても変更が必要な場合があるため、合わせて獣医に相談しておきましょう。
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