キャットフードの切り替え手順について
キャットフードを切り替える時は、現在与えているフードに少しずつ新しいフードを混ぜて与え、徐々に新しいフードの割合を増やして切り替えることが推奨されています。またキャットフードを切り替える時は、それ以外にも必要な手順があります。
フードの切り替えをこれから検討されている方は、ぜひ以下を参考に進めてみてください。
まずはサンプルを取り寄せよう
新しいフードに切り替える前に、猫が本当に新しいフードを食べてくれるかどうか試してみる必要があります。猫は食べ物の好き嫌いが激しく、いきなり大容量のフードを購入するとフードが無駄になってしまうことが多いからです。
まずはサンプルを取り寄せ、猫がきちんと食べてくれるかどうかをチェックしてみましょう。
また突然フードに飽きてしまう猫も多いため、食べきるまでの時間も測ってみて、継続して食べてくれそうな食いつき方を見せるかどうかもチェックしてみてください。
体調や排泄物に異変がないか、様子を見よう
サンプルを食べさせた後は猫が嘔吐したり下痢をしたり、また体調が悪くぐったりした様子を見せないかなど、猫の体調や排泄物に異変がないか様子見します。また最近ではアレルギー疾患を持つ猫もいるため、アレルギー症状が出ないかも同時に観察してみましょう。
飼い主目線で見た良いフードと、猫にとってのいいフードは異なる可能性があります。
猫の体調・体質をまずは優先し、フードと相性がいいかどうかをしっかり見極めましょう。
問題がなければフードを購入し、少量から与えていこう
いきなりフードをすべて新しいものに切り替えると、胃腸に負担がかかり、猫が体調を崩してしまうことがあります。新しいフードに切り替える時は、現在のフードに少しずつ新しいフードを混ぜて与え、徐々に新しいフードの割合を増やしながら、一週間から10日程度かけてゆっくり切り替えるようにしましょう。
猫の食事メモをつけてみよう
新しいフードの割合が100%になったらフードの切り替えは完了ですが、猫の体調・体質に合うか、猫の食いつき方がいいかどうかをしっかり見極めるには、少し時間がかかることがあります。新しいフードに切り替えた直後は猫がフードを完食するまでの時間や、フードに対する反応(むら食いが多い、香りだけ嗅いで食べなくなる、一気に平らげるなど)、糞尿の様子(便が柔らかい/固い、尿の匂いがきつい/薄い、回数など)をメモして、猫に合っているかどうか様子見してみましょう。
メモは猫が新しいフードに慣れ、食いつき方や体調が安定するまで続けます。
またこのメモは次回フードを切り替える時に比較材料となり、とても役に立つため、メモをとる期間が終わっても大切にしまっておきましょう。
猫は食の好みが変わりやすく、フードを切り替える必要が出てくることが度々あります。
そのため猫に合うフードを数種類見つけておくと、フードを切り替えた時の猫の反応や体調も予想しやすくなり、スムーズに切り替えやすくなります。
ぜひ上記手順を一つの参考に、複数のフードと猫との相性を確かめてみて、愛猫にぴったり合うフード候補を複数種類見つけておきましょう。